『若者の「社会学」 ー 世界のリアリティに向き合うー』

西村 美智子/著 刊行年月:2024-8-10 四六判254ページ 発行:遊行社 定価1,900円(税込) ISBN 978-4-902443-78-3 C0037 ※書店、Amazon、honto、楽天ブックス等でお買い求めいただけます。

 希望を語る教育、誠実を胸に刻む学びが、ここにある! ウクライナ戦争、パレスチナの悲劇、地球環境破壊世界はいま、危機的状況にある。平和な世界をつくるために、事実をとらえ、歴史を直視し、対話をうながす教育は、若者の心にみずみずしい感性と柔和な理性を育むにちがいない。 小暮  修也  (前明治学院長)

目 次

第1章 今、起きている「戦争」に向きあう

1、ロシアのウクライナ侵攻は許せないが……… 2、ガザに対するジェノサイドを目の当たりにして

第2章 「気候危機 待ったなし」 ー地球環境問題ー 

1、「気候正義」、立ち上がる若者たち 2、「気候危機は待ったなし~希望ある未来をどうつくっていくか」 3、「私たちが社会を変える」 4、「公害学習」は「地球環境問題」の原点 5、「公害」を学ぶ ー私たちの命や健康は守られているかー~「胎児性水俣病」ー生命の連続性を絶つ~ 6、「水俣病」は まだ終わっていない~「水俣の甘夏」ー被害者は加害者になってはならない~ 7、『わが不知火はひかり凪~石牟礼道子の遺言』 8、若者たちが主体となる学びをつくる 「温暖化」と再生可能エネルギーの現在と未来を考える 9、未来のために、どんな一歩を踏み出してみたいか 10、地球環境問題は「人権問題」

第3章 若者が未来をひらく

1、主権者としてどう生きるか 2、日韓の未来をひらく若者たち 3、和解と共存の可能性をさぐり、平和な世界をつくるために

おわりに

引用文献、参考文献    

プロフィル

西村美智子   (にしむら みちこ) 1953年生まれ。中央大学政策文化総合研究所客員研究員。同志社大学文学部社会学科卒業。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程単位取得退学。小学校教員を退職後、2024年3月まで都留文科大学非常勤講師として勤める。歴史教育者協議会会員、日本国際理解教育学会会員。著書 『平和をつむぐ12歳のメッセージ~地球時代を生きる学力』(かもがわ出版 2009) 『明日につなぐ教育~歴史に学び、「今」を問う子どもたち』西村美智子・小寺隆幸(遊行社2022) 『明日の授業に使える小学校社会科6年生』共著(大月書店2011) 『日韓共同の歴史教育』共著(明石書店2019) 『ここから始める「憲法学習」の授業』共著(ミネルヴァ書房2019)など。

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