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写真・文 菊池 和子
四六判 並製 128ページ
本体1,400円+税
ISBN 978-4-902443-55-4 C0072
2021年2月25日刊行
東日本大震災から10年、釜石・福島の惨劇を写真で伝えてきた写真家が、写真と文章で伝える人々の姿。彼らはふるさとを取り戻すことができたのか?
小出 裕章氏(元京都大学・原子炉実験所助教)推薦
「フクシマ事故から10年。放射能は五感に感じられないが、今でも静かに厳然とそこにある。菊池さんの心とカメラの眼は、謂れない苦難を負わされた人々の生活を切り取り、この世の無常と不条理を伝えてくれる。」
内容:釜石―虚無の世界 / いざ、福島へ / 藤島昌治さん / 全町避難の大熊町と武内敏英さん / 福島伝統芸能の宮本常一 懸田弘訓さん / 俺たちのルーツは北陸 / 原発反対運動と幻の棚塩原発 / 伝承館に物申す / 災害弱者の避難 / 語られて残る記憶 /ふるさとは遠い / そして「私はあいちゃんのランドセル」へ (他コラム4本収録)
きくち かずこ 1945年、中国石門市(現河北省石家荘)生まれ。東京学芸大学卒業後、東京都公立小学校教諭となる。02~08年ポルトガル・リスボンに住む。東日本大震災以降、釜石3部作『大震災の爪あと』『私たちは生きている』『葉脈の街に明日を探して』を、その後は福島をフィールドに『フクシマ漂流』『フクシマ無念』『この大地奪われし人々』『福島芸能の灯消さず』『私はあいちゃんのランドセル』を発表(いずれも遊行社刊)。