写真絵本 私はあいちゃんのランドセル ―福島原発事故の記録― ふるさとで過ごすモノたちのひとりごと

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●小学生から読めるように平易な言葉で、漢字には総ルビ、そしてみんなで朗読できる短い文章です。

[写真・文]菊池 和子 [英訳]Catherine Arai
A4判 並製 40ページオールカラー  ISBN978-4-902443-53-0C0072  定価:本体2,000円+税
2020年3月11日刊行

内容:フクシマの現状をより多くの人へ、幅広い世代へ伝えたい。体育館に残されたピアノ、お母さんと隣町までしか逃げられなかった大型犬、放射能汚染ゴミの詰まった黒い袋、見る人のいなくなったサクラたちが、誰もいなくなった淋しさのなかでつぶやくひとりごと。

【目次】
ぼくはアーチだった/私は、ラジオ/私はランドセル/ぼくは、ケンちゃんのサッカーボール/ぼくたちはカエル/ぼくは黒いふくろ/私はピアノ
私はゴールデンレトリバーのナナ/おいらはトラクター/私は田んぼ/私たちはヒガンバナ/私はモニタリングポスト/俺たちは監視カメラ/写真たちのおしゃべり①/写真たちのおしゃべり②/私はサクラ/(巻末)英文対訳掲載

きくち かずこ 1945年、中国旧石門生まれ。東京学芸大学卒業後、東京都立校学校の教員となる。48歳から夜間の写真学校で学び、2000年より写真家の道へ。その後ポルトガル・リスボンに6年間在住。テーマとして障がい者、在日、ポルトガル、東日本大震災などに取り組む。写真集に『しんちゃん』(草土文化)、『チマ・チョゴリの詩が聞こえる』(小学館)、『二十歳になりました—筋ジストロフィーの慎太郎君の日々』(子どもの未来社)、『PORTUGAL—藁色の日差しの中で』(現代写真研究所出版局)、『2011.3.11大震災の爪あと—釜石からのレポート2011.7~2012.2』、『私たちは生きている—釜石レポー2012.3~2013.2』(ともに遊行社)等がある。

[写真・文]菊池 和子 [英訳]Catherine Arai 

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