福島 芸能の灯消さず―震災を生きる人々—

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写真・文 菊池 和子

2019年2月発行
A5判並製 カラー32ページ+モノクロ128ページ
本体2,000円(税別)
ISBN978-4-902443-47-9 C0072 \2000E

福島の太平洋沿岸(浜通り)は、古来から民俗芸能の宝庫だった、東日本大震災の津波は、多くの人々の命を奪い、福島第一原発の事故は、地域を崩壊させた。そんな中で萎えそうな人々の心を、芸能がいまかろじてささえている。

1 相馬市 原釜の神楽 2 浪江町 請戸の田植踊り 3 双葉町 三字の神楽 4 南相馬市小高区 村上の田植踊り 5 大熊町 熊川稚児鹿舞 6 飯館村 小宮の田植踊り 7 浪江町 南津島の神楽・神楽七芸・田植踊 8 双葉町 前沢女宝財踊り 9 南相馬市原町区 北萱浜の神楽と天狗舞 10 浪江町 川添の神楽 11 双葉町 渋川の神楽

きくち かずこ 1945年、中国旧石門生まれ。東京学芸大学卒業後、東京都立校学校の教員となる。48歳から夜間の写真学校で学び、2000年より写真家の道へ。その後ポルトガル・リスボンに6年間在住。テーマとして障がい者、在日、ポルトガル、東日本大震災などに取り組む。写真集に『しんちゃん』(草土文化)、『チマ・チョゴリの詩が聞こえる』(小学館)、『二十歳になりました—筋ジストロフィーの慎太郎君の日々』(子どもの未来社)、『PORTUGAL—藁色の日差しの中で』(現代写真研究所出版局)、『2011.3.11大震災の爪あと—釜石からのレポート2011.7~2012.2』、『私たちは生きている—釜石レポー2012.3~2013.2』(ともに遊行社)等がある。

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