『コロナ禍の経験知Q_A』(著者メッセージ) 2024.12.04 2020年1月から我が国でも急速に感染拡大し、そして漸く2023年5月に5類感染症(季節性インフルエンザや麻疹、風疹、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症などの一般的な感染症)に移行するまでのコロナ禍は、私たちの平素の暮らしの中で確固たる信念を持って対峙し続けてきた既成の価値を悉く根底から覆しました。
『野鳥と私たちの暮らし』著者メッセージ 2024.10.07 私が野鳥に興味を持ち、鳥の研究を始めたのは、信州大学教育学部に入学した時からでした。それ以来、同大学を退職した後の現在まで60年近くにわたり、主に長野県を舞台に様々な鳥の生態について研究してきました。この間に私自身が研究した鳥に加え、大学で学生さんの卒論研究を指導し、一緒に研究した鳥も加えると、
フランスの暮らし La vie en France 第2回 ギオム・コッタン(Guillaume Cottin) 2024.08.09 フランスについて、どんなイメージがありますか? シリーズ「フランスの暮らし」では、仕事とプライベート、オンオフの切り替えを大事にし、家族との時間を大切にしているフランス人の生活を紹介します。 ①自己紹介、②バカンスについて、③自分の国について思うこと、自分の生活で大切なことを一人3回、
『若者の「社会学」 ー 世界のリアリティに向き合うー』著者メッセージ 2024.08.05 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年半、また、今まさに凄惨な戦いを繰り広げているイスラエルとパレスチナ。この憎悪と対立の世界を目の当たりにして、この同じ地球に生きる一市民として何ができるのか、国際社会の一員として何をすべきかを考え続けてきた日々でした。自衛のためと言いつつ人間性の危機ともい
フランスの暮らし La vie en France 第1回 ギオム・コッタン(Guillaume Cottin) 2024.07.24 フランスについて、どんなイメージがありますか? これから始まる新連載では、フランスの人々の生活を紹介します。フランス人は、仕事とプライベート、オンオフの切り替えを大事にし、家族との時間を大切にしています。第一回目は、30歳の精神科医、ギオムさんです。ギオム・コッタン(Guillaume
『意志ある人生』著者メッセージ 2024.05.13 スイスの研究機関が毎年発表する世界六〇数カ国の国力の評価で、一九九〇年代前半の日本は世界一位と評価され、実際に自動車生産でアメリカを上回り、半導体生産で世界の半分以上を占有する大国でした。しかし以後、日本の地位は急速に低下しはじめ、現在では三〇位前後を低迷しています。 その背景に存在する
『記憶する戦争 ―父から子へ 平和のバトン―』著者メッセージ 2022.10.19 戦争経験者が少なくなり、戦争は遠い過去のこと、今の平和な日本とは関係ないと思う若者も多いだろう。しかし、ウクライナの状況からは、やはり戦争はすぐそこに、出現するものだと思い知らされた。そこには国家に動員され、自分の行為を正義と疑わず他国へ侵略する若者がいて、そして日常の中に殺害や拷問やレイプが横